軍刀

祖父が引っ越すもんで少しだけ手伝った。で、倉庫のようなそんな場所でひたすら荷物を運んでた。もうウン十年も触っていない部分もあって、ひどいぐらいススだらけ。よく分からない本だとか、レコードだとか、壷だとか、東京オリンピックのメダルとか。そんなものがゴロゴロ出てくる。面白いのをうpすると。

50年前のマイルドセブン(阪急ホテルver?五本入り)


旧日本海軍軍刀


軍刀が出てきた時にはビビッた。げっ!と叫び声を上げつつ興奮。革でこしらえた鞘に留め金がついていて、その上からグルグルと布が巻かれている。ゆっくりと鞘から引き抜く。きらめき…はしないものの、それはまさに旧日本軍の軍刀。ウチの祖父が出兵直前で戦争が終わり、そのままあやふやになってしまったものらしい。主に訓練で使っていたとの事。とりあえず役所の人を呼んで、そっから専門家のところで刃だけ模造刀にした。敵を殺すために作られたモノを爺ちゃんが手にしていたという今更の事実に、忘れがちな戦争を感じたそんな一日。


で、自分が頂いたもんだから思わずやってしまう男の性。その場に誰もいない事を確認すると、とりあえず中腰に構える。雨音が静まり返る部屋を支配する。飛天御剣流の神速で抜刀。天翔龍閃から連続して牙突零式を放つ。素早くそして静かに鞘へ収める。チャキン…と鳴る鍔元。大満足。