京都チキチキ幕末の旅

てことで、ごっさんの翌日に楽しみにしていた京都へ行って来た。同行する相方とはこっちで合流。いきなり「信長」の話を始める「えなりくん」みたいですが、とにかく幕末のサムライ達にはマジ萌える。こういうの好きなのね(笑)んで、その中心舞台についに降り立ったというワケ。やりました司馬先生。思えば中学の卒業旅行では「寺?入館料?知りません入りません」だった名所の数々。今はそんな頃もあったよねと笑い飛ばす。大きくなっても大阪遠征という名の元にアイドルを追いかけてスルーしてきた京都。その時はその時で最高さ。そう思って今は華の都に降り立つ。久々の関西は実に良い『旅』だ。経験値のなせる業というのか。今年のテーマだぜぃ。フフフ。

時間的には7時間ぐらい。全然足りないけどなかなか満喫。この京都ってのは不思議なモンでちょっと道を歩くだけでも妙な気分。大げさだけど、なにかそういった歴史の空気が街全体にある。面白いトコじゃ。鎌倉と一緒で実際に住んじゃうとそうは思わないんだろうけど。金閣寺とか清水寺とかベタな寺なんかはスルー。見たいのは「坂本竜馬 中岡慎太郎 遭難の地」とか。二人の墓とか。まぁとにかく二条城みるだけでも何か面白かった。前もって組んだ計画は、日本人観光客がイタリア縦断を3日でやりとげるような世話しないコース。当然のごとく、一発目のお墓に行ったその時点でこの計画はもろくも崩れた。まぁそんな感じだから逆に面白かった部分もあり。行き当たりバッタリ。

で。いざ本命の中書島駅へ。そこは竜馬の街と化している。ここにあの『寺田屋』がある。維新史上名高い薩摩藩船宿であり、坂本竜馬のデフォ宿。あの金八先生は竜馬の命日に必ずここで泊まっているという。その寺田屋。最初の感想は「狭い」。かなり狭い。斬り合う場所なんてドコにあるの?という感じ。見学できる竜馬の部屋には直筆の掛け軸などの品が展示されているだけではなく、おりょうが入っていた風呂や、「寺田屋騒動」の時の刀痕とか銃痕が生々しく残っていた。ネットでその写真を見るのとは全然違った。今まさに、この場所で、斬り合いが、薩摩藩士が、おりょうが、坂本竜馬が。そう思うと不思議な気分。おりょうが風呂からすっ飛んで竜馬に危険を知らせたあの有名な階段。もちろんあった。とりあえず来たからにはアレをやってみたい。拙者は部屋で寝そべる。相方は裸なことも忘れて階段を駆け上がる。言わずと知れた「竜馬おりょうごっこ」。もちろん、やらせてはもらえなかった。相方は「バカじゃないの」と言ってたが自分は四分の一ぐらい本気だった。とりあえず「坂本覚悟!」と心の中で叫んでおいた。ここは本当に見応えがあった。


うむ。帰りの新幹線でヤツハシをほお張りながら、満足感に満ち溢れて帰宅。